川さらいについて

特定非営利活動法人(NPO法人)川さらいは東京都と神奈川県の境を江の島まで流れる境川の環境保全を主眼に活動しています。

2017年1月頃より境川の清掃活動をはじめ、同5月頃からNPO法人設立準備を開始し、同10月23日に設立手続きが完了しました。

現在はメンバーによる清掃活動や、生態系調査、河川の利用についての検討などを中心に環境の保全活動を行っています。


境川の現在と将来の可能性について

境川水系は全長52キロ、流域人口約158万、流域最大市街地の中心である町田駅は一日の利用者平均約50万人(世界36位)という都市河川でありながら河川敷や周辺地形においてよく生態系が残り、
町田駅から直線でわずか70M程度の領域を含む広範囲にカワセミが、上流部ではオオタカが生息しており、これだけの規模の都市を流れる河川として稀有な環境を持っています。
しかし都市河川共通の問題として流入ゴミが多く、大変に美観、印象を損ねているのが現状です。
このためまずゴミの清掃を基本としてイベントを開催し、この状況を広く一般に周知し環境意識を啓発する事で流入するゴミそのものを減らし、より良い川づくりの基本としていこうと考えています。

また、環境保全と同時に関心を集めることとして近年世界的にも認知されるようになった「里山」と同様に「里川」として有用な動植物を採集、紹介、頒布し、
環境が保全、コントロールされていれば河川はただ保護されるだけの場所ではなく、人間にとって生産の場でもありうるということを啓発していきます。
具体的には河川敷に自生するオニグルミやクワなどはすでに採集しメンバーは試食を済ませています。
他にも有用な動植物は多数あり現在採集、試食などを計画しています。